何でも評価




人は仮面を被っているものです。
名前
製造者
評価
地獄先生ぬ〜べ〜
真倉翔/岡野剛
漫画:鬼の手を持つ霊能力教師ぬ〜べ〜のお話。絵は怖く、身の毛もよだつほどで全体的に上手。生徒は小学生という設定なのに、巨乳が多い。露出度が高い漫画の一つだろう。出てくる妖怪については詳細に研究されていて、具体的だ。また、感動するお話もあるので私は相当気に入っている。
サラリーマン金太郎
本宮ひろ志
漫画:暴走族出身の金太郎が、ある建設会社の会長の命を助けたことからそこに入社する話。この漫画は読んでいてとてもスカッとする。ヘドが出るくらい悪く、こんな奴滅多に実在しないだろうと思われる奴が金太郎の"ブチのめされ役"になったりするのだが、そいつに正論をぶちまけて殴る金ちゃんに男気を感じる。真の男たる者はこうでなくっちゃとか本当に思ってしまう。今、日本に必要なのは金太郎みたいな人物だろう。
こちら葛飾区亀有公園前派出所
秋元治
漫画:言わずと知れた、大ロングベストセラー。破天荒な性格の警察官である両さんこと両津勘吉の日常を描いたギャグストーリー。日常性を描いているのだが、とにかく、その中にはリアリティがない。だが、そこに私は惹かれるのだ。キャラクターの登場が激しくて、何とかつなげてるいるように思えてくる。昔のネタの方が確実に面白い。
クレヨンしんちゃん
臼井儀人
漫画:親達が子供に見せたくないアニメでおなじみである。何故そうなのかというと、しんちゃんは大人の世界を何気なく知りすぎているし、お下品だからだ。そういう風刺が面白いのだが。嵐を呼ぶ5歳児しんちゃんはそのママ、みさえに幾度となく殴られる。しかし、たまーにそんなみさえに甘えることがあり、視聴者・読者は無邪気だなぁとしみじみするのだ。
シフクノオト
Mr.Children歌:ミスチルの11作目のアルバム。メッセージ性がつまった12曲が収録されている。どの曲も個性が溢れていて好きだが、私のイチオシは、「掌」だ。ミスチルが主張したいことが魂の叫びとなりひしひしと伝わってくる。「ひとつにならなくていいよ。認め合うことができればさ。」という歌詞は、非常に心に染みる。その時のバックコーラスもエスニックな不思議な感覚を醸し出していて素敵だ。
Atomic Heart
Mr.Children
歌:ミスチルのアルバム。ヒット曲「Innocent World」や「Cross Road」など全12曲が収録されている。結構当たりはずれが大きい。そして、曲でなくインストゥルメンタルのような音を拾っただけのものがあったりしてそれはちょっとがっかりだ。だけど、12番目の曲「Over」は聴いていて飽きない。明るいメロディーだけど、失恋ソングとして、多くの人々に愛されている。この曲の歌詞には、最愛の彼女の要素を列挙するところがあるのだが、そこがリアリティーがあって感情移入しやすいのだろう。
RECYCLE Greatest Hits of SPITZ
スピッツ
歌:スピッツのヒット曲ばかりを集めたアルバム。ベストアルバムと言っても過言ではない。そのほとんどが、多くの人が一度は耳にしたことがある曲で構成されている。ドラマ「白線流し」のテーマであった「空も飛べるはず」など全13曲が入っている。どの曲も草野氏の甘い声を堪能できる。
スーベニア
スピッツ
歌:スピッツのアルバム。沖縄系でいてどこか新しい「ナンプラー日和」、とてもさわやかな「正夢」、恋をした人の気持ちを率直に歌った「ありふれた人生」など全13曲。上記のアルバムと比べるとどことなく物足りない感じだ。
自己ベスト
小田和正
歌:オフコースのボーカル、小田和正のアルバム。「秋の気配」、「さよなら」、「言葉にできない」などそのほとんどが自分がオフコース時代に作成した曲の自己アレンジだ。また彼のベスト・ヒット曲「ラブ・ストーリーは突然に」も収録されている。オフコース時代の曲を先に聴くと、この声が少し年老いてしまった小田氏の歌を聞くのはちょっときついかも知れない。だけど、オフコースを全然知らなくて小田氏の曲を聴いてみようとするのならオススメだ。私のオススメは「woh woh」だ。そうは言ってもやはり透き通るようなヴォイスでこの歌を歌われるとメロメロになってしまう。この歌へのレビューを覗いてみると、泣いてしまった人ばかりという名曲だ。
個人主義
小田和正
歌:小田和正のアルバム。上記した「woh woh」など11曲が収録されている。自己アレンジした曲は一つもないのですんなり耳に入れることができる。どの曲も違ったテイストを出している。私のオススメは、「19の頃」だ。青年の頃の好奇心を見事に表現している。また、自立意識を扇動してくれるどこか神秘的な曲だ。
Oh!Yeah!
小田和正
歌:小田和正のアルバム。全体的に良い感じとなっている。夜聴きたいアルバムだ。小田氏のやわらかい声と懐古させる詩で少年時代に戻りたくなる「空が高すぎる」、小田氏にしては異色だがしびれる「Little Tokyo」など全12曲を収録。
Selection1973〜1978
オフコース
歌:オフコースのアルバムの中で私が最も愛して止まないアルバム。これといったヒット曲が入っているわけではないが、どの曲もオフコースらしい。彼らは本当に表現力に長けていると思う。題名がわからなくても題名のものを連想させるような曲を書くことができるのだ。どの曲も好きで優越つけ難いが「愛の唄」は中でも特に良い。「いつまでも変わらない心でいたい。時の流れはいつも悲しいもの。」・・・まさしくその通りだろう。小田氏のクリアボイスを存分に引き出しつつ、メロディーも歌詞も最高に良い曲なのだ!
The Best Year of My Life
オフコース
歌:オフコースのアルバム。無理して格好つけてしまった曲もあるが、まぁまぁ良い仕上がりだろう。「気をつけて」は特に素晴らしい。歌詞が美しく、感情移入してしまう。それを小田氏のクリアボイスで丁寧に歌われるものだからもうたまらない。
SONG IS LOVE
オフコース
歌:オフコースのアルバム。彼らの美しいハモリを聴ける「恋はさりげなく」や、リズミカルな「ランナウェイ」、美しいハーモニーと小田氏の優しい声で仕上げた「冬が来るまえに」など、全12曲を収録。バランスの取れた一枚だ。
ワインの匂い
オフコース
歌:オフコースのアルバム。本当にどの曲も良い。詩は絶対的にネガティブだが、それが彼らの特色だろう。このアルバムにはたった2分ほどの名曲「少年のように」がある。彼ら自身もこの曲を楽しそうに演奏していて、本当に思わず笑みが出てしまうような曲だ。2分では伝えられないことを2分で伝えているすごい曲だ。
初恋-浅き夢みし-
村下孝蔵
歌:故村下孝蔵氏のアルバム。彼にはこれと言って売れた曲がなかったが、その例外で売れた曲の「初恋」、「踊り子」が収録されている。全体的に暗いが、純情な歌を思う存分歌ったと思う。哀愁漂う曲ばかりだ。
THE BEATLES 1
The Beatles
歌:英国の伝説のバンド、ビートルズのヒット曲を集めたアルバム。その発売は彼らの解散後数十年してからであった。代表曲「Let it be」や「Hey Jude」や「Yesterday」など全27曲を収録。彼らの曲はとても短いが、曲構成がしっかりとできている。これは売れるわけである。様々なジャンルの曲が入っていて、バランスの取れた一枚だ。バラードが来たと思ったら、ラップ系の曲が来たりと変化を楽しめるわけだ。
DISCOVERY
Mr.Children
歌:ミスチルのアルバム。彼等にしては珍しいロックナンバーが揃っている。全10曲。オススメは、単調なメロディーだけど爽快な「simple」、優しい曲調で丁寧に歌い上げられた前半と、急に高揚する後半を併せ持つ「Image」だ。他の曲は、思い切り声を出したいときに歌うと良いだろう。「光の射す方へ」なんか、そういった意味では、欠かせない一曲。
Everything
Mr.Children
歌:ミスチルの記念すべきファーストアルバム。かなり少なめの7曲。どの曲も可もなく不可もないと言ってしまえばそのとおりだが、中でも「君がいた夏」や「ロード・アイ・ミス・ユー」が好きだ。どちらも失恋ソングだが、そうは思わせない気持が良い曲である。
I LOVE U
Mr.Children
歌:ミスチルのアルバム。ポカリスウェットのCMで有名になった「未来」、カップヌードルのCMでお馴染みの「and I love you」など全13曲を収録。テーマが「愛」なだけあって、情熱的な曲が多い気がする。個人的には、「CANDY」、「潜水」、「僕らの音」が好きである。この辺のバラードは、長年ヴォーカルをしてきた桜井氏の貫禄が出ている。逆に、あまり受け付けないのは、「Door」だ。はっきり言って、ただ叫んでいるだけだ。でも、桜井氏の違う面を覗ける一曲ではあるが。
IT'S A WONDERFUL WORLD
Mr.Children
歌:ミスチルのアルバム。一番最初の演奏だけの「overture」からそれを引き継ぐ形で二番目に続く「蘇生」と入っていき、アルバム名になっている「It's a wonderful world」まで15曲を収録。世を皮肉った「LOVE はじめました」にしても、神秘的なこともこの世にあるという「UFO」にしても、人の裏側について歌った「ファスナー」にしても、世界を歌っているのだ。このアルバムはミスチルのアルバムの中でBEST3に入る。そんな激戦区の中で特に注目なのはアントニオ猪木の声が最後に入っている「one two three」、裏声が素敵な「渇いたKiss」、聴いた後かなりスッキリする「優しい歌」、愛や恋の原点である気持を歌った「君が好き」だ。
KIND OF LOVE
Mr.Children
歌:11曲を収録したミスチルのアルバム。どの曲も良い。彼らのスタンダードナンバーの「抱きしめたい」や、せっかく付き合ったのに、前の男のことを彼女が考えていることを複雑に思う気持を歌った「BLUE」も良いが、「ティーンエイジ・ドリーム(T〜U)」には及ばないだろう。遠い昔の純情な恋を懐古させてくれる歌詞に受け入れやすいメロディー、そして桜井氏の甘い声。この三つを惜しみなく使っている。
Q
Mr.Children
歌:ミスチルのアルバム。ミスチルの中でも特に良いアルバムだ。出だしの「CENTER OF UNIVERSE」から最後の「口笛」までバランス良く13曲入っている。世間の人は夢を叶えるだけで、叶え終わったあとは誰かを犠牲にして自分が幸せになっていることになかなか気づいていないと思う。それを気づかせてくれるのが、「Everything is made from a dream」だ。同時にこの歌は文明社会を批判している。ミスチルらしい社会をとやかく言った歌だ。
versus
Mr.Children
歌:ミスチルのアルバム。10曲入っている。彼らの中ではそこまで良いアルバムではないが、こんな愛もいいんじゃないかと問題提起した「LOVE」や、色々あるから人生じゃないかと言っている「my life」は、落ち込んだときに聴きたい曲である。
BOLERO
Mr.Children
歌:ミスチルのアルバム。12曲入っている。スタンダードナンバーのオンパレードな、ベスト盤以外でミスチル入門に一番相応しいと思われるアルバムだ。「シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜」、「Tomorrow never knows」、「Everything(It's you)」、「〔es〕〜Theme of es〜」、「everybody goes〜秩序のない現代にドロップキック〜」と、相当なメンツだ。それ以外の曲も特に悪いと言うことはなく、良いアルバムである。
深海
Mr.Children
歌:ミスチルのアルバム。14曲入っている。歌なしのが3曲入っているが、アルバム「Atomic Heart」のそれと比べると、より意味のある3つである。そして、非情に人道的なことを言っていて、それでいてノリも良く、曲もパワフルな「名もなき詩」が収録されている。この曲、彼等の曲の中で個人的にはベスト3位以内に入ると思う。他にも「死を恐れるな」という意味の「Memento Mori」が題名に入っている「花-Memento-Mori-」も欠かせない一曲だ。
ether
レミオロメン
歌:レミオロメンのセカンドアルバム。注目の12曲が収録されている。彼等の曲は歌詞が写実的だ。「春夏秋冬」の「いたずらに差す光が君の髪の上滑り落ち」や、「3月9日」の「溢れ出す光の粒が少しずつ朝を暖めます」など、その光景が目の前に広がるようだ。どの曲も丹精に仕上がっているが大きく分けてポップとバラードの構成である。ポップならシングルでもある「南風」、バラードなら彼等が友人の結婚式で歌ったという「3月9日」が良いと思う。とにかく、一回聞いてみるべきアルバムだ。
I wish
DEEN
歌:DEENのアルバム。11曲が収録されている。私が幼い時にカーステレオから流れていてよく聴いたアルバムだ。それなのにミスチルをコンプリートしたあとに借りるという、大変長い期間封印されしアルバムだった。どれも耳にしたことがある曲で(当然だが)、しかも懐かしさを醸しだす曲が多いアルバムなので余計に懐かしかった。バラード中心で私は特に、シャイだが自分を持っている少年を描いた「少年」や恋人との思い出に浸り傷心な気持ちを繊細に歌った「LOVE FOREVER」が好きだ。
夏雲ノイズ
スキマスイッチ
歌:スキマスイッチのデビューアルバム。12曲が収録されている。弾むような「ふれて未来を」、デビュー曲「view」、歌詞に「君がいいなら人だって刺せるよ」とヒヤッと感じさせるフレーズがある「君がいいなら」、サビがミスチルの「口笛」に似ていて感情移入しやすい歌詞とメロディーの「キミドリ色の世界」をはさみ、彼等の歌の中では人気が高い方にあるシングル「奏(かなで)」へと続く。このアルバムは久し振りに本当にハマった。あまりにもクリティカルヒットだったので次のアルバムもすぐ借りてしまった。
朝顔
レミオロメン
歌:レミオロメンのデビューアルバム。11曲入っている。全体的に暗い歌が多い。この時点でレミオロメンはまだ流行っていなかったので、大衆受けする曲は少ない。「ether」と比べると物足りない感じ。ただ「雨上がり」は表現力が上手で爽快な曲であり、「朝顔」はレミオロメンらしさが出ている一曲だと思う。「電話」も暗いメロディーでありながら、切なさを醸しだしている名曲である。
空創クリップ
スキマスイッチ
歌:管理人注目のアーティストスキマスイッチのセカンドアルバム。11曲入っている。前作も非情に良かったがこれは更に良い。確実にリスナーのハートを鷲掴みにする珠玉のバラード「冬の口笛」や、はつらつとしていて元気が溢れ、歌詞に「積み上げたものぶっ壊して」とか「さえぎる物はぶっ飛ばして」という豪快なフレーズが多数存在する「全力少年」、裏声にキュンとしてしまい優しい気持になれる「目が覚めて」などが特にオススメだ。
ドラゴンクエストモンスターズ3〜キャラバンハート〜
エニックス
ゲーム。大人気ドラクエモンスターズもGBアドバンスにまで登場。このゲームの最大の特徴はモンスターと人間が一緒に戦うことだ。だから1ターン分が長いため、一度に登場する敵数もかなり増えている。そしてモンスターには心を二つ与えて転身させることで姿と特徴を変える。早い話が従来の配合だ。これがなかなか従来よりも回りくどいので、大変だ。そして人間はというと様々な特技を持っている。ここが面白い。各馬車に重量制限があり、それが強さと必ずしも比例してないのがこのゲームの失敗だと思う。
アイポッドミニ
アップル
携帯音楽機器。4GBは多いようで意外と少ない。そして、すぐに傷つくので、あまりオススメできない。何より悪いのはバッテリーが切れると1万円くらい払って取り替えてもらうこと。充電式である意味がまるでないし、バッテリーはすぐ死ぬし、悪いことづくめだ。内蔵されているゲームはなかなか楽しいが、バッテリー消費が激しいので注意。結局、気遣ってばっかりで体に悪いから全くオススメしない。
ステップファザー・ステップ
宮部みゆき
小説。ひょんなことから両親のいない双子の兄弟の家に入り込んだ泥棒(主人公)が、兄弟の成長とともに事件を解決するという話。なかなかコミカルに描かれていて読んでて面白い。賢い兄弟のやり取りは、読んでいて感慨深いものがある。主人公もなかなかかっこよくて、それでいて茶目っ気がたっぷりあるので親しみやすい。トリックは平易なものが多いが、ストーリーを求めている人には全く問題ない。
坊っちゃん
夏目漱石
言わずとも知れた名著。情に厚く、無鉄砲な主人公が四国の中学での教師としていくが、結局正義を貫いたため東京に帰る話。主人公の正義感は見ているものを熱くさせるし、結局悪を倒すという勧善懲悪という意味では、日本人が大好きな部類だ。私も例外なく面白いと思った。主人公が何をやってもベタ褒めする清をはじめ個性的な仲間たちが勢ぞろいしている。是非、一読をオススメしたい。
DUO3.0
ICP CORPORATION
英単語集。例文がわかりやすく、例文さえ暗記してしまえば、大体の大学に出てくる英単語はカバーできる。CDがついていて、リスニングにもなるし解説がわかりやすいので覚えやすいこと請け合いだ。かといって語彙も少ないわけではない。一日ちょっとずつでもいいから1年やれば、相当実力があがるだろう。
三鷹の森ジブリ美術館
スタジオジブリ
東京都三鷹市にあるスタジオジブリの美術館。中央線三鷹駅から徒歩12分くらいで着く。ローソンでチケットを買う大人気の美術館。展示品も「想像力を養う助け」をモットーにしているためタメになるし、15分弱のオリジナルアニメを見ることができる。お土産コーナーではここでしかないものもあり、行って損はない。コラムの2006年3月18〜20日を参照。
小早川伸木の恋
フジテレビ
原作が柴門ふみ氏のドラマ。誠実な医師の小早川伸木は、家では人間不信の妻妙子に振り回され、職場では野心家の上司、正義感溢れる研修医、自分をライバル視する同僚などとのトラブルが絶えなく、もはやどこにも安住の地はなかった。そんななか、ひょんなことから会ったカナという女性と深い関係になってしまう。カナとの恋愛、家庭での夫婦関係、職場での人間関係など3つを軸に話は進んでいく。最終的には誰もが自分の納得する道を歩むことができる結末だ。関わった人の悪いところを改善していく伸木の誠実さは考えさせられるものがある。このドラマから学ぶことは多いので見たほうが良い。
白夜行
TBS
原作が東野圭吾氏のドラマ。桐原亮司と唐沢雪穂がお互いのために犯罪を重ねるサスペンスでありながら、二人の絆が深まっていく純なラブストーリーでもある。また、二人を追う刑事、笹垣の活躍も欠かせない。笹垣は早いうちに二人を捕まえておけば二人を救えたという後悔から、引退後も探偵として捜査を進める。このドラマは本当に奥が深い。亮司は自殺し、雪穂は最後まで嘘で塗り固められて生きていったのはあまりにも悲惨と言えよう。原作も読んでみたいと思った。
ぼのぼの
いがらしみきお
神の啓示で漫画家になったいがらしみきお氏の漫画。アニメ化もされた。何かと素朴な疑問を持ち、色々と考えをめぐらしてしまうラッコのぼのぼのが主人公の4コマ&8コマ漫画。起承転結はハッキリしてはいないが、4コマとして成り立っている。愉快な仲間達の中では昼寝が好きで物知りなスナドリネコがお気に入りだ。彼の十八番「それは秘密です」が出たときは、思わずクスリとしてしまう。他にもぼのぼのが勝手に想像した生き物のしまっちゃうおじさんも、意外なキャラで楽しい。
多摩モノレール
多摩モノレール
多摩市から東大和市を結ぶモノレール。運賃が安いのがとても魅力的。各駅には柵があり、モノレールならではの安全性を配慮している。景色が絶景で、東京にしては非情に珍しい。運行頻度もそこそこであり、交通としても便利だ。東京めぐりに皆さんもどうだろうか。
魔女の宅急便
スタジオジブリ
魔女見習いキキが自分の街を見つけてそこの仲間とうまくやりながら、だんだん成長していく話。最初はキキは街の人々とうまくやれなかったが、パン屋のオソノさんの所で宅急便をやったことをきっかけに徐々に理解者を増やしていく。初めての友達、トンボを危機から救ったときには街の人全員がキキを快く思ったことだろう。キキの成長ぶりは本当に感動的でホロリとくる場面が沢山ある。是非この映画を見て、自立について考えて欲しいと思った。
赤ちゃんと僕
羅川真里茂
父子家庭で育った榎木拓也と実の心温まる話。実はお兄ちゃんが大好きだ。拓也も弟が大好きだ。この二人は互いに何かを学び取りながら育っていく。今時の少女向け漫画とは思えないほど作者の思慮が見られる。二人や他の主人公を通して、うわっつらだけでない「優しさ」や「思いやり」をしっかりと育める。弟や子供が欲しいと思えない人に読んでみて欲しい。
おもひでぽろぽろ
スタジオジブリ
ごく普通のおばさんが休暇を利用して、興味ある農業をやりに親戚のいる山形に行くが、何故か小学5年生の自分を連れ込む。パインが初めて市場に現れた時の話や、ほんのりとした初恋の話、学芸会の劇が評判になる話などノスタルジックである。好きなセリフは「分数の割り算がすんなりできた子は後の人生もすんなり行く」というのだ。分数の割り算は考えれば考えるほどこんがらがってくるが、それをこういうものだと割り切る素直さが人生を成功させる秘訣なのだ。阿部君との話と、それの真相を考えるトシオも感動するシーンの一つだ。農業についても監督の思想が垣間見える。また、「ひょっこりひょうたん島」など懐かしい曲も登場するので、人生に疲れた人は昔を懐かしむのも良いと思う。
映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
臼井儀人スタジオジブリに匹敵するほど良い映画だ。親に「お前はレベルが低い」と言われながらも振り切って見た甲斐があった。春日部市に「20世紀博」ができて、大人達はそこで子供の頃を懐かしみ、いつしか街中の大人は仕事をしないで遊ぶようになる。実は「20世紀博」は秘密結社「イエスタデイ・ワンスモア」が21世紀へと続く未来を捨てて、20世紀を存続させる罠だったのだ。しんちゃんと、しんちゃんによってオトナ帝国の洗脳を解かれた野原一家がイエスタデイ・ワンスモアの計画を阻止しに奮闘する。結論から言うと、これはもはやギャグ漫画ではない。ギャグ漫画を越えた、感動アニメだ。しんちゃんの父、ヒロシがその半生を振り返る場面では、気が付いたら目から涙があふれていた。アニメで泣いたのは初めてだ。おもひでぽろぽろにしても、魔女の宅急便にしても涙はあふれる寸前で止まった。子供の付き添いで映画館に行き、泣いたオトナが続出したそうだが、その理由がわかった気がする。かなりの評価を得ている。子供よりもむしろオトナに見てもらいたい映画だ。過去を懐かしむのは良い。しかし、過去は過去として見切りをつける分別はなくてはならない。あくまでも、「おまけ」で、それで現在を生きることを見失っては決して決していけない。
ニュースの天才
ビリー・レイ監督
大統領専用航空機にも置いてある名誉な雑誌の編集記者が、次々と特ダネを発見していくが、あるネタの時にライバル社から捏造の疑惑を持たれ、それを機にこれまでのネタのほとんどは捏造であったことがわかり、奈落の底に落ちていく話。冒頭で、「記者には目立ちたがり屋が多い」と書いてあったが、自己顕示欲というものは、時として身を滅ぼしかねないことがよくわかる話だ。主人公は気配りができる人間で仲間からは信頼を得ているのに、それでも捏造というのは記者にあるまじきことで、クビは免れないのだ。私達は、情報を一元的に見ないで、「こういう考え方もある」くらいに見るのがちょうどよいのだ。でなければ、メディアによる情報操作にあってしまうから。
HORIZON
レミオロメン
全12曲入っているレミオロメンのアルバム。発売前日に、商売的戦略なのか知らないが、メンバー二人が結婚を隠していたのを暴露するという話題性のあるアルバムかもしれない。アクエリアスのCMで使われていて、実際サビ以外の部分を聞いてみると誰も思いつかないようなメロディーになっている「明日に架かる橋」や、このアルバムのメインっぽく、躍動感溢れる「スタンドバイミー」、他、大ヒットした「粉雪」を含むシングルとして発売された4曲を収録しているおいしいアルバム。前作を越えるアルバムではないが、浸透したレミオロメンを聞けるアルバムではある。
弁護士のくず
TBS
弁護士界の常識を破る発想で次々と依頼人を弁護する弁護士のくずは、キャバクラ通いが大好きで、女には目がない。そして依頼者に対して平気でアダルトなことを聞くという最低ぶりだ。ところが、この男こそ弁護士の真意を明らかにしてくれた人だ。弁護士とは人一人の生き死にを左右する職ではあるが、医者と同じ様に失敗することもあるのだ。それでも必死で弁護することに意義があるのだという。また、法廷では事実を歪めるのはアリだと割り切っているのでパートナーの武田も、段々それに影響されていく様子が良かった。トヨエツを好きになった作品だ。
クロサギ
TBS
父親が、金銭を巻き上げる詐欺師であるシロサギの性で一家心中をはかり、その中で唯一生き残った長男の黒崎はこの世にはびこるシロサギを全て詐欺で騙して復讐する。「くず」とは反して、「法律は人を守っちゃくれない。なのに何故法律を守る必要があるのか。」というセリフが印象的だった。騙し方がなかなかユニークで、見ていて納得させられるものばかりだった。詐欺師の情報を桂木という爺さんから買っているのだが、桂木の意味深な言葉が、桂木が実は大物だということをほのめかしていた。最終話で捕まった 黒崎を、桂木が黒崎に騙されたと証言する人を買収することで釈放に導いたのだ。演技はどいつもこいつもひどいので、気にしない人が見ればよいだろう。
海猿
羽住英一郎監督
全ての海上保安官の中で人命救助を目的とした「潜水士」を目指す新人達の話。潜水士の仕事は結局、海中での遺体探索が多いのだが、それでも大変な筋力とトレーニングを要する。途中で主人公の仙崎とバディを組んでいた工藤が、溺れている人を助けようとして死んでしまう。そんな出来事も仙崎を成長させて、最終日の過酷な実地訓練でアクシデントが発生し、仙崎とそのライバルの三島が海中に取り残された。三島は岩の下に挟まれていて、しかも酸素ボンベはつかいものにならなくなっていて絶対絶命だったのだ。教官はこういう時にバディを置いて自分は海面に上がったという経験を持つのだが、仙崎は諦めないで自分の酸素ボンベを三島と交代で吸ったのであった。酸素がなくなっていよいよ死に至る直前に、本来禁止されている実習生の救難行為により、二人は生き延びることができたのであった。暑い夏にぴったりの、熱い男達の話。この映画のおかげでこの仕事を目指す若者が増えたらしい。ストーリーはありふれたものと言わざるを得ない。
神様のボート
江國香織
数年前に「必ず戻るから」と言って出て行った夫を待つ母葉子と、その娘草子の話。葉子はいつだって草子に夫の話をする。夫の誕生日にはケーキを食べて草子と祝う。また、自分の帰る場所を夫だと思い、それ以外の場所で馴染む自分を避けるため、すぐ引越しをする。草子は成長するに連れ、過去にとらわれて生きている母とは違い、現在・未来に目を向けるようになった。引越しを拒むようになったのだ。物語は葉子と草子の二人の視点で交互に描かれる。子供の感性も大人の感性も持つ作者の表現は味わい深い。神様のボートに乗った二人は引越しを繰り返し、最終的に元いた東京に戻る。そこで待っていたのは・・。
ナイフ
重松清
いじめを題材とした短編を載せてある。ある日クラスメイト全員が敵になる話、幼馴染がいじめられているのに"ギャラリー"に回ってしまった女の子の話、いじめられているけど好きというどこか照れくさい友情の話など様々だ。作者はいじめの解決策をこれによって示しているわけではないが、いじめについて考えるきっかけを作ってくれている。表題作である「ナイフ」が一番つまらなかった。作者の、いじめに対する真剣な態度を伺うことができる一冊。
夕風ブレンド
スキマスイッチ
大分垢抜けてきたスキマスイッチの三作目のアルバム。前作よりもポップな曲が増えた。芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を彷彿させる「糸の意図」は相変わらず裏声が綺麗である。ライブでは演奏されていた「アーセンの憂鬱」はアップテンポでノリの良い曲で、ところどころ韻を踏んである。そして、歌詞の最後のオチが良い。なお、歌詞が聞き取れないので歌詞カード必須だ。注目すべきは私の好きな小田和正氏がコーラスとして参加している「月見ヶ丘」だ。かわいらしい歌詞とそれを裏打ちするボーカルの歌い方は、楽しげである。
14歳の母
日本テレビ
わずか14歳にして身ごもってしまう主人公ミキは親、友人、隣人、誰からも蔑まれてしまう。それはミキが赤ん坊の父のサトシを本気で好きだということから、愛の結晶である赤ん坊に会いたいと出産を決意するからだ。ミキの何かをやりとげようとする態度に、親はミキをバックアップする姿勢に変わり、友人もそんな彼女を理解するようになる。私は母と一緒にこのドラマを見ていたのだが、自分の出生に関するエピソードを母は語ってくれた。親子関係の修復には持って来いのドラマだと思う。簡単にとは言わないまでも出産を許してしまう親に、視聴者からは軽率だという批判が耐えなかったがそういうこともひっくるめて、命の大切さについてもう一度考える機会を与えてくれたのだ。子供の自殺が多い昨今だが、生まれてからどんなに自分が周りの人々に大切にされていたかを知れば、生きようという気になるかもしれない。
mixi
株式会社ミクシィ
人間関係を円滑にすることを目的としたサービス。イメージとしてはブログの強化版みたいな感じ。友人をマイミク登録して自分で日記を書いてコメントをもらえるし、友人の日記も読め、コメントを書ける。また、同じ趣味を持つ人どうしで「コミュニティ」に入れば、話が弾むこと間違いなし。しかし、本当に人間関係を良くするとは到底思えない。マイミク登録では1000人近く登録でき、それだけの人間の日記を毎回見るのは不可能。よって、どうしても「削る」人間が出てくる。要するに、全く日記を読まないという人が出てくるということだ。また、日記の書き方、内容が自分好みでないと「削る」。とにかく削る。これでもかと削る。その結果、毎回日記を見るのはもともと仲の良かった人のものだけになる。これでどうして人間関係が円滑化すると言えようか。むしろ、「削られた」方は「なんでこいつ、俺の日記読まないんだ」ということになり不信感が生まれ「削り返し」(自分も相手の日記を意図的に読まなくなり)、人間関係が悪化するのだ。しかし、そうは言っても一度マイミク登録してしまった以上、登録からはずすわけにはいかない。よって、実際の交流がゼロな、「オトモダチのフリ」をしているだけの状態に留まるというわけだ。私は友人に誘われてmixiをやったのだが、そういういらない人間を削ってまたやり直したいと正直思っている。しかし、そういうことを日記では書けない。「日記を読んでくれない奴はいらない」なんて口が裂けても言えない。よって、ここに書くとする。なお、私が仲の良かった友人については、ちょっとぐらい日記を見てくれなくても構わないと思っている。問題なのは、新たに親交を深めていこうと思っている層の人間であり、基本的には私から日記を読むのを放棄することはない。相手が読まないから報復として読まないだけだ。しかし、そうは言っても2週間に一回は読むようにしている。やはり、仕返しだらけの世の中じゃまずいと思うからだ。自分を正当化したいというのもある。
HOME
Mr.Children
歌:ミスチルのアルバム。日常の中の何気ない幸せをテーマに、温かみのある14曲が収録されている。前作「I LOVE U」があまり好きではなかったため、今回の購入には迷ったのだが、公式HPで「Another Story」の視聴をしたら買うっきゃないと思ってしまった。久々に良いアルバムに巡りあえた。あまり「聞くぞー」って意識しなくても自然に入ってくる曲が多い。「通り雨」は、今までのミスチル通り歌詞が前向きで、聞けば聞くほど味が出てくる。彼らにしては珍しいジャズ風の「PIANO MAN」も前半暗い⇒サビ明るいの対比が良い。
ターン
北村薫
かつては素性を明かさない覆面作家であった北村薫氏の小説。版画家である主人公はある日事故にあい、自分以外誰もいない世界へ来てしまう。しかも、事故のあった3時15分になるとまた同じ日をやり直さなければならないのだ。例えば版画を刷っても、3時15分になったら消えてしまうので、創作意欲がわかなくなってしまう。しかし、そんな世界でこそ気づくことがあった。「日常の大切さ」だ。「つまらない」なんて言わないで、「面白くしてやろう」ぐらいに一日一日を過ごせればいいと思う。二人称の語りは慣れなくて読みづらかったが、だからこそ、主人公の性格を浮き彫りにできたと思う。素敵な出会いも交えて、感動する超大作だ。
ぼくは勉強ができない
山田詠美
山田詠美氏の小説。主人公は17歳の高校生。勉強はできないが、女の子にはモテる時田秀美の学校生活を書いている。秀美の鋭い洞察が、読む者を夢中にさせる。秀美はどこか居心地の悪い学校に、自分の意見をズバッと言うのだ。"お盛ん"なのは考え物だけど、こういう子がクラスで一人でもいれば良いと思う。彼の家族も、マイペース温かみがある。センター試験で出題されたこともある。
放課後の音符
山田詠美
山田詠美氏の小説。あの芥川賞を受賞した綿谷りさ氏と金原ひとみ氏もお気に入りの本なのだそうだ。女の子の視点から恋愛を書いた短編集。そのほとんどが、ウブな私と経験豊富な同級生が中心という設定だ。山田氏の小説によく見られることなのだが、なれ合いで付き合っている女の子をあまり良いものとして書いていない。そういう無理をしない、"群れ"から離れた大人びた女が、彼女は好きなようだ。これも彼女の小説によくあることなのだが、やたら性について触れている。ただ、それを当たり前のものとして書かれていて、いやらしいようで実は純情な恋が書かれているように思える。私は男だが、「好きな男のために生きる」というのは難しいことだと思った。表紙がメルヘンで男は購入しづらいが、ぜひ一読していただきたい。
博士の愛した数式
小川洋子
映画化もされた小説。主人公の家政婦の次の派遣先は、天才数学者。毎日、毎日、主人公は自己紹介を博士にする。博士は、なんと記憶が80分しか持たないのだ。しかし、それはある事故がきっかけで起こった障害であり、それ以前の記憶はちゃんと覚えている。博士は、毎日主人公が家を訪問した時に、自分の障害を思い知らされる。それは、とても残酷なことだと思う。なにしろ、例えばガン患者で言うなら、ガンであることを医師から宣告された時の絶望が毎日繰り返されるのだ。一度の宣告なら、気持ちの切り替えと馴れと時が解決してくれる。しかし博士の場合、記憶が80分しか持たないため、たとえ解決したとしてもすぐまた同じ絶望に襲われるのだ。しかし、博士は自分なりに工夫をして生きている。例えば、体中にメモを貼り付けて、すべきことがすぐわかるようにしているのだ。そして、子供にやさしい。主人公の息子、ルートに、惜しげもない愛情を注いだ。無機質な「数」を通して、博士が教えてくれる心が温かくなるようなストーリーだ。
さざなみCD
スピッツ
前作「スーベニア」から長期を経て完成した、スピッツのアルバム。シングル、「魔法のことば」、「群青」、「ルキンフォー」を挿入。今までのアルバムの中で、かなり良い方だと思う。一回目に気に入った曲はあまりなかったが、数を重ねるごとに良さが滲み出てくる。ハングルを歌詞の中に入れたアップテンポな「Na・de・Na・deボーイ」、ロック調の「点と点」などを収録。私がとりわけ気に入ったのは、「桃」だ。メロディーからすぐサビに行ってしまうシンプルな曲だが、スピッツらしさが出ている。
桜咲く街物語
いきものがかり
いきものがかりの記念すべきファーストアルバム。ボーカルの吉岡氏の伸びのある声が、高校時代合唱部だった私をうならせる。ここまで歌が上手なアーティストはなかなかいないと思う。吉岡氏は、広い世界観やポップな曲を歌った方が良いと思う。このアルバムで言えば、「タユムコトナキナガレノナカデ」、「KIRA★KIRA★TRAIN」などが挙げられる。メンバー3人が一緒に歌った「夏・コイ」は聞いていて、楽しそうだ。アルバムの流れの中でもちょうど良い位置にある。
DEATH NOTE
日本テレビ
週刊少年ジャンプ原作の漫画をアニメ化したもの。超秀才の夜神月が名前を書くとその人間を殺せるノートを拾い、犯罪者や自分を逮捕しようとするものを次々に殺していき、善人だらけの世界を作る救世主キラとして君臨する。そんな月をキラだと疑う名探偵やその仲間たちとLとの白熱した心理戦が爽快。また、自分の正義のためなら自分に近しい者の犠牲も厭わない月の狂人ぶりが魅力的である。Lの死後はストーリー展開に無理を強いりながら進んでいき、結末は私でも想像できる安易なものだったのが残念である。月はいろいろな人物に手を伸ばしすぎたのだと思う。
N・H・Kにようこそ!
全国独立UHF局系
ひきこもりの佐藤にある日、年下の中原岬という少女が現れひきこもりから佐藤を脱却させるという。高校時代の先輩の語る陰謀説の影響で、佐藤は岬を自分をひきこもらせようとするNihon Hikikomori Kyoukaiの差し金だと疑りながらも次第に打ち解けていく二人。また、隣に越してきた住人は高校時代の佐藤の後輩山崎だった。ひょんなことから二人はクリエイターを目指すことになる。果たして二人の夢は叶うのか、また岬の目的は何なのか。佐藤はダメ人間なのだがそれを自覚することにより強くなっていく。佐藤が自分と重なった。山崎も魅力的なキャラである。我が強いため周りからは浮いているがそれを口にはせず個性を発揮する。佐藤の精神的な支えになる。岬の佐藤への一生懸命な態度が非常に男心をくすぐる。不幸な生い立ちを背負いながらも明るく生きようとする姿に心を打たれた。
ギャグマンガ日和
増田こうすけ
私はアニメからファンになったのだが漫画はそのアニメ独特のテンポや、登場人物の口調や声のトーンがないため正直面白さは大分劣る。歴史上の人物を主役にしたパロディキャラや、変態な熊、クマ吉など個性豊かなキャラクターが続々登場する。つっこみ役もいればボケに撤するキャラもいる。全体的にシュールな超展開が多い。脱力させるようなネタが多い。絵がお世辞にも上手とは言えないが、その独特の絵が我々に独特な何かを訴えかける。たまに、下品なネタで無理して笑わせようとする苦しい話もある。話の当たりはずれがでかい。


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